公益財団法人 全国高等学校体育連盟
ラグビーフットボール専門部長 池戸 成記
全国高等学校体育連盟ラグビー専門部及び高校ラグビーファンの皆様、平素よりラグビー専門部の活動及びラグビー発展のために、御理解、御協力を賜わり心より感謝申し上げます。
ラグビー専門部は、戦後ラグビーを復活させ新たに生まれた高校ラグビーの振興を願って昭和25年12月に発足し、以来時を重ね、それぞれの時代で、ラグビーを愛する多くの方々の献身的な努力に支えられ成長し、昨年設立70周年を迎えた歴史と伝統ある専門部です。
現在、ラグビー専門部が実施しております主な事業は、3月「全国高等学校選抜ラグビー大会」、7月「全国高等学校7人制ラグビー大会」、8月「全国高等学校合同チームラグビー大会(男・女)(コベルコ・カップ)」、10月「全国U18U女子セブンズラグビー大会」、12月「全国高等学校ラグビー大会(花園大会)」、年3回「TIDユースキャンプ(高校日本代表候補合宿)」、3月「高校日本代表海外遠征」であります。特に花園大会は令和2年度に第100回大会を迎え、その歴史を紐解く総ページ数525ページも及ぶ記念誌はまさに日本ラグビーの財産ともいえる記録となりました。また、それぞれの事業は、オリンピック種目であるセブンズ(7人制)の男・女種目やラグビーワールドカップの15人制の男・女種目をターゲットに、選手の発掘・育成・強化にも直結しております。特に、毎年度末に編成する、高校生ラガーマンの憧れであります「高校日本代表」は、主にヨーロッパ6か国に遠征し、同じ世代のU19代表チームと両国のプライドを懸けて本気の勝負を行います。この経験は、まさしく2019ワールドカップ日本大会で、日本代表が世界のティア1と肩を並べる日本ラグビー史上最大の結果であるベスト8という大躍進の礎を築いていると言っても過言ではありません。また、全国から普及・強化・安全対策等で実績のある講師を招いての「高等学校ラグビー指導者研修会」を1月に実施し、高校生の健全な成長に直接関わる指導者の育成も図っております。
このように、ラグビー専門部は、今までも、これからも、日本ラグビーの未来を担う高校生を様々な形で支援をしてまいります。本ホームページでも大会情報を含めて、さまざまな情報発信を行って参りますので、引き続き御協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、今後ともRFS事業をはじめとして、ラグビー専門部が行っておりますさまざまな事業に御理解を頂き、御支援・御協力を賜りますことをお願い申し上げます。